アメリカ滞在3日目を迎えました。
丸2日かけて目的地のセドナに到着。
予定ではこれから念願のトレッキングを満喫するはずだったのですが、、、
昨夜、ついに力尽きた私。
羽田で搭乗待ちをしている時からすでに疲れていたり、ミネアポリス到着前の食事をほとんど食べられなかったり、どうも妙だな・・・と感じる場面が多々ありました。
てっきり加齢によって体力が落ちたのが原因だと思っていたら、まさか普通に体調不良だなんて!5年ぶりのアメリカなのに、あまりにもタイミングが悪すぎる!!😖
もくじ
症状:高熱と激痛
2日目の夜9時頃、予告なく突然発熱。
徐々にではなく、いきなりポーンと何かが発火したようなイメージ。
わずかな間に熱はどんどん上がり、次第に背中〜腰のあたりに強い痛みを感じるようになりました。
夫が冷凍庫から氷を持ってきて冷やしてくれるのですが、熱は一向に下がる気配はありません。
過去の経験から39℃前半あたりだったと思われます(体温計がなかったため、あくまでも体感です)。
喉の痛み、鼻水・鼻づまりもないことから、風邪ではなさそう。
保険会社のアシスタンス・サービスに連絡
ふたりともほとんど眠れないまま朝を迎えました。
明け方トイレに行った後、少しずつ熱も下がり始めた私。
とはいえ、この時の推定体温は38℃台と、まだまだ回復したとは言えない状態です。
しばらく様子を伺いましたが、やはりこれ以上は下がる気配もなく、昨夜からの状態を心配した夫が私を病院に連れて行くと決断。
受診可能な病院を探してもらうため、保険会社のアシスタンス・サービスに連絡をします。
折り返しの電話を待つこと30分、ようやく病院が決まりました。
Verde Valley Medical Center(EMERGENCY) を受診
紹介されたのはセドナのお隣コットンウッドという町にある救急病院。
車で20分少々の距離です。
Verde Valley Medical CenterはウエストセドナのAirbnbの近くにもあるのですが、なぜかコットンウッドの方を案内されました。
受診手続き
受診に必要な手続きはほぼ全て夫がしてくれました。
「ほぼ」というのは、ひとつだけどうしても本人の直筆サインが必要だったからです。
同意書です。
問診票やその他諸々のペーパーワークは代理でOKでしたが、これだけは本人以外NG。
言語は当然、英語。
全文読む気力も体力もなく、仮に目を通したとしても、私の英語レベルではすべてを把握できるわけもなく・・・(笑)
夫が事前に内容を確認してくれていたので、言われるがまま数カ所にサインをしました。
尿検査
問診票提出後、比較的すぐに看護師さんに呼ばれ、尿検査のための採尿をするように指示がありました。
日本の場合、ポンと紙コップを渡され、採尿後はそのまま、丁寧な病院だとプラスティックの蓋をしてトイレ内の窓口にそっと提出というのが一般的。
同じ尿検査でもアメリカは少し違いました。
渡されたのは次の3点。
プラスティック製蓋付きコップ | 紙じゃない! |
---|---|
アルコールスワブ | 余計な雑菌が混入しないよう、採尿前にその周辺を消毒 |
ビニール袋 | 採尿後のコップをジッパー付きのビニール袋に入れ受付に提出 |
コップが紙ではなかったことにまず軽く驚き、特にアルコールスワブでの消毒は初めての経験で、思わず聞き返してしまいました(笑)
確かにこの方が、より正確な結果を得ることが可能だな、と納得。
バイタルチェック
ドクターによる診察の前にバイタルチェックとアレルギーの有無、服用中の薬の確認などがありました。ここでも驚きの連続です。
採尿後、またしても突然熱が下がり始め、徐々に回復の兆しを見せはじめた私。
この時点で熱は37.2℃でした。
平熱よりまだ少し高めですが、それでも随分下がってきました。
ところで、体温計を渡されていないのに、どうやって体温が判明したのでしょうか?
それに体重も。
身長は自己申告でしたが、体重については何も聞かれていません。
にもかかわらず、後ほど渡される処方箋には正確な私の体重がしっかりと記入されていました。
い、いつの間に・・・?😱
アメリカで使われている身長と体重の単位はフィート(インチ)とポンドです。すぐに換算できなくても大丈夫!センチ、キロでちゃんと対応してくれました。
処置室へ移動
診察を待つ間、まだ痛みが残っている私の元へ受付の女性が様子を見に来てくれました。
ほんの一言二言言葉を交わしただけですが、気が紛れて助かります。
その彼女が何か伝えてくれたのか、しばらくして看護師さんが登場。
カーテンで区切られた処置室みたいなスペースへ移動します。
その際、「車椅子に乗る?」と聞かれましたが、丁重にお断りしました。
なぜならば、三半規管が弱い私、車椅子にも酔うからです!(過去に経験済み)💧
部屋に到着すると「ここで休んで。」とベッドを指差します。
どうやら、腰の痛みがまだ残っている私を気遣い用意してくれた模様。
そして一息ついたところで、今度は血液検査をすることに。
この採血でも日米の違いがありました。
上腕をバンド(駆血帯)で強く縛る→親指を内側に入れ、手をギュッと握る→血管を確認できたところでチクリ
上腕をバンドで軽く縛る→手はパーのまま→ターゲット血管があると思われる箇所を指で軽くチェック、そのままグサリ
私は血管がとても細いため採血に苦労することが多く、いつも上腕をギューっと縛られグーパーを繰り返します。
それが、ほとんど何もしなくても1回でちゃんと採ることができるなんて!😆
ドクターと対面&診察
必要なデータが揃ったところで、ドクターと対面。
まずは簡単な自己紹介と握手から(アメリカらしい!)、そして問診が始まります。
ここでついに、言葉の壁が発生しました。
英語ペラペラな夫もさすがに事前準備なしに医療用語を理解するのは厳しく・・・。
そこでスマホの出番!
わからない単語が出てくる度にドクターが「〇〇〇〇〇, translate into Japanese.」とスマホに問いかけ→日本語に訳された質問に私が答えるという作業をしてくれたお陰で、無事に問診を済ませることに成功しました。
応急処置
まだ残っている痛みを抑えるため、上腕部にイブプロフェンを注射。
やはり注射の仕方も日本とは違います。
注射器はいわゆるグー持ち。
それを「3. 2. 1」の掛け声で、一気にグサッ!
アメリカのドラマや映画で見る医療シーンそのものでした😅
イブプロフェンの効果は絶大で、注射後、数十秒で早くも痛みが消えてきました。
診断結果
検査結果と問診内容から導き出された結果は「Kidney stone」。
顔を見合わせる夫と私 😳😳
「Kidney…腎臓?・・・石!?」
そう、腎臓結石です。
なるほど、確かにトイレに行く度に症状は和らいでいました。
恐らく尿検査の時に石が流れたのではないかと😓
ただ、ちゃんと確定診断するにはまだ検査が必要なようで、CTを打診されるものの「I’m fine! I am OK!」とイブプロフェンですっかり復活モードの私は丁重にお断りしました。
ドクターはかなり心配していましたが、もし少しでも同じ症状が現れたら、直ちに病院に戻ってくることを条件に自由の身となります。
お会計
保険会社の「キャッシュレス・メディカルサービス」を利用しました。
掛かった費用はすべて直接保険会社へ請求されます。
このサービスは一部の病院のみ対象となっているそうで、もしかするとセドナではなくコットンウッドを案内されたのもこれが理由かもしれません。
ウォルグリーンの薬局で処方薬をピックアップ
病院からの帰りAirbnbの近くにあるWalgreensに立ち寄り、店内の処方箋薬局で薬を購入します。
記念撮影はしましたが、あまりにも個人情報満載なので、さすがにブログへの掲載は見送ることにします😓
縦長のピルケースに思わずテンションUP!😍
アメリカドラマを見ているような気分でした(笑)
肝心の中身はイブプロフェンの錠剤バージョンで1日3回服用します。
お値段は8.48ドル。
こちらはさすがに立替でした。