ここ数年、わが家の初詣は九段北にある靖国神社に参拝しています。
賛否があるデリケートな神社であることは承知ですが、見方を変えるとなかなかユニークな面もあり、事あるごとに参拝することが恒例行事のようになってきました。
今年のお正月もいつものように靖国神社へ参拝すると、華やかな展示パネルが目に飛び込んできました。
全国神社奉納絵馬展とは
平成11年に靖国神社創立130年奉祝記念行事として始まりました。
靖国神社に祀られている戦争で亡くなられた方々に、懐かしい故郷から寄せられた縁起絵馬をご覧いただきます。
22回目を迎えた今年は、全国307の神社から絵馬が奉納されました。
全国から寄せられた個性的な絵馬の数々
ズラリと並ぶ全国から奉納された子年の絵馬。
圧巻です。
オーソドックスなものからユニークフォルムまで、神社の個性がよく表現されています。
注目絵馬をピックアップ!
特に気になった絵馬ををピックアップしてみました。
太宰府天満宮
福岡県太宰府市にある、菅原道真を祭神として祀る神社。
現元号「令和」ゆかりの地としても注目を集めました。
阿佐ヶ谷神明宮
東京都杉並区にある、天照大御神を祭神として祀る神社。
月の形をした絵馬は天照大御神の弟・月読命(ツクヨミ)がモチーフ?🤔
皆中稲荷神社
東京都新宿区にある、宇迦之御魂神を祭神として祀る稲荷神社。
非常に威勢の良い絵馬に目を惹かれました。
それもそのはず、こちらの稲荷神社は、稲荷之大神が鉄炮組与力の夢枕に立つと、鉄砲が百発百中で当たるようになったことが起源となるからです。
「皆中(みなあたる)」という読みからも、コンサートチケットの当選祈願や宝くじ購入者に大人気。
鎮西大社 諏訪神社
長崎県長崎市にある、長崎くんちで有名な神社。
陶器のネズミが特徴の3D絵馬とでも言いましょうか。
シンプルでありながら、さり気ない主張を感じます。
帯廣神社
北海道帯広市にある、大國魂神、大那牟遅神、少彦名神の開拓三神を祭る神社。
帯広のイメージにピッタリ!馬の形をした絵馬です。
奉献酒銘柄展
通路を挟んだ向こう側では、全国の酒造会社283社から奉納されたお酒のラベルが披露されていました。今年で12回目。
下戸のためお酒のことはさっぱりわかりませんが、銘柄に使われているフォントを見ていると、なんとなくそのお酒の味がわかるような気がします。
荒々しい力強さを前面に出しているのものあれば、どこまでも繊細なライン使いのものも。
またまた、脱力系にジェリービーンズを連想させてくれるPOPなフォントなど、まるで美術館に訪れているような気分♪
展示期間
全国神社奉納絵馬展、奉献酒銘柄展、ともに2020年1月31日(金)までです。
見応え抜群なので、ぜひぜひ足を運んでみてください!😊